2009年11月01日

テーブルホッピング

すっかりおなじみになったジャズバーでのテーブルホッピング。
いつも貴重な機会をくださって感謝しております。

結論から言うと「8の成功、2の失敗」といったところであります。

全体を通してとても受けが良く、大きな失敗もなかったので、良かったんではないかと。

まわったテーブルは三つ。

<一つ目のテーブル>
@「紙切れが一万円札に変化し、着火に使ったライターがねじれる」

A「四枚のカードの中で、観客が選んだマークのカードは印刷があるが、他三枚は真っ白」

B「選んでもらったカードを戻してシャフル。別のお客さんがカードを選ぶと同じカード。誰が選んでも同じカードを選んでしまい、最初からテーブルに出しておいた演者の携帯電話をパカッと開くと画面に観客のカードの画像」

@は、最後に私のポケットの辺りをチラチラ見ていた感じがしましたが、何も言われませんでした。当然ながら追われていないのに逃げる必要はないので、自分から何か言うことは一切なく次のマジックに。

Aは少し前に考えた、B'waveを思わせるパケットメンタル
まだ一人にしか実演したことがなくて、もっと反応を見てこのマジックの評価を肌で感じたいと思っての選択。
バカ受け、とまではいかないまでも、結構いい反応だったので嬉しかったです。

Bは・・・・ええ、ただのミラージュです。これが本当受けるんですよねー。
受けるだけでなく、やっていて楽しいからついつい演じちゃうんです。

<二つ目のテーブル>
@「四枚の中から一枚選んでもらう(この日はダイヤでした)。ケースからもう四枚のカードを出して広げると、ダイヤだけが表向き。他の三枚の表は真っ白。ラストはダイヤも真っ白になる」

A「観客のカードをジョーカーが挟み、さらに三枚のカードをサンドイッチ。これが、観客のカードと同じ数字でフォア・オブア・カインドがそろう」

B「輪ゴムを使った、貫通、連結、移動現象」

C「輪ゴムを使った貫通現象の後、それを観客の腕に通す。色々な図形が描かれたカードの中からまったく自由にストップをかけてもらったカードは☆で、腕に通した輪ゴムを見ると☆の形」

@は、まずは挨拶代わりに軽くメンタルと思って演技。とても驚かれました。やっぱり選ばれなかった残りのカードは真っ白、っていうのは強烈ですよねー。こういう系のマジック大好きです。
演技後の
「そのカードは貸してもらえないの?」
という質問にはサラッと
「そうですね。貸してしまうとお客さんの手も(今ダイヤが消えたように)消えてしまいますので」
と相変わらずおかしな返し。

Aはミラージュデック同様、いつも受けがいいマジック。
ただ今回はちょっとトラブル発生。まさかこんなことがあるとは。
どうも失敗した様子・・・お客さんとの会話中・・・
ここで固まる私。何でかって?えっと、フォースしたのはダイヤのQだったからです(笑)
ちょっと焦りの反応を出していたら
「そこで驚くのがおかしい。○が○○○○か 〜〜 ってことでしょ」
と言われてしまいました。
言い訳するも、不自然な印象拭えませんでしたね。
いやー、びっくりした。気を付けないと。
こういう詰めの甘さは直さないといけないですね。
マジックは
「ただ技法を覚えて現象を実現させればいいってものじゃない」
という日頃は思っていることを改めて痛感させられましたです。

Bは二人のお客さんの内一人の方にとても受けが良かったです。
声に出して何度も何度も驚いてくださって嬉しかったです。
輪ゴムマジックはレパートリーを増やしたいと思って以前DVDを買ったのですが一度観ただけ。その時覚えたやつもすっかり忘れてしまっとります。ダメダメ星人ですね。輪ゴムは受けがいいんだから、ちゃんと覚えないとなと思いました。

Cは、最初に色々なマークがあることを見せたにもかかわらず
「全部☆なんじゃないの?」
と言われました。
他のマジックでもよくあることですが、なぜだか起きてしまうこと。
こう言われた後に改められたら強いんだろうなー、と思いました。
でもそれを可能にするためにあれするってのは面倒な気が。
でもやっておいて損はないのかなー、とも思ってみたり。うーん。

<三つ目のテーブル>
@「カード当てに失敗して、それをこすると観客のカードに変化」

A「観客が分けて四つのパケットを作り、トップを見ると全部A」

B「スペードのJ二枚とハートの10を見せて、10がJに変化。脇からもう一枚のハートの10を持ってきてこれだけ表向きの状態にするが、四枚とも裏向きになる。表を見るとなぜか四枚ともJ。一枚減らすと当然三枚のJ。一枚減らすと当然二枚のJ。一枚減らし・・・さて残った一枚は何か・・・開くと、NEZ(私の名前)と書かれたカード」

@は、ええ、ただのアードネスでございます。で、ちょっとタネを予想されましたが、そこはサラリと次のマジックへ。

Aはいつも受けがいい。これは本当名作だと思います。
ランディ・ウエイクマン、ジョン・バノンどちらの作品か忘れてしまいました。
二つの作品が似ていた・・・ぐらいの記憶しかありません。

観客がまったく自由に分けた所のカード、という印象が大変強くて、とても巧妙であり賢い手順だと思います。
マジックの真髄を味わえる作品でもあると思います。

この日も受けが良く、かなり不思議がっている感じでした。

Bはマーチンルイスの「The Odd Card」です。
これも受けが良く昔から演じているマジック。

演技後に
「芸が細かい」
というお言葉をいただけたのがとても嬉しかったです。
自分のこだわりと言うか、演出を工夫したものをこうして評価してもらえるのは喜ばしいことであります。


というわけで、あれこれやってみましたが、今回もみなさん感じが良くて演じやすかったです。
今回の反省を生かしつつ、次回はもっといい演技をしたいです。
posted by NEZ at 11:03| Comment(3) | TrackBack(0) | 実演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月16日

パケットメンタルに魅せられて

フォア・オブア・カインドをテーマにした予言マジックの王様と言えば・・・・・
最近そんなような話を会長としていて、出てきた結論が
「B'wave

フォア・オブア・カインド系の予言マジックは数多く発表されていますが、やはりこれが一番優れているんじゃないかという話になりました。
演出やカード構成の秀逸さ。この絶妙なバランスの上に成り立つ不思議さはやはり素晴らしいと思います。

ちなみに私が知っている類似作品をいくつか挙げてみると

@トリックスのカタログに出ていた「キングを予知せよ!」

Aプリンあらモードのホームページで見た「ドリームクィーン

Bファンタジアのカタログに出ていた「マークプリディクション」

C「血液型占い」考案者:岸本道明

D「霊魂のフォアエース」考案者:赤沼敏夫

E「マインド・サーフ」考案者:ダン・ハーラン

他にもありますが、とにかく本当に色々あります。
ちなみに知っていると言ってもすべて種を知っているわけではないので、大した分析はできない身なのですが、
結局言いたいことはバランスについて。
色々詳しい話をしようとするとどうしても種を思いつくような内容になってしまうのでできませんが、
「B'wave」でできないことが他の作品では可能。
その逆に他の作品でできないことが「B'wave」では可能。
結局のところ何を取るかって話になってくるわけです。どの部分を高く評価するのかでそのマジックの価値が人によって変わってくると思います。
それで、やはり「B'wave」がいいんじゃないかなという結論に達しました。

まあ、だからと言って他の作品はやらなくなる、なんてことはないです。
岸本さんの作品は演出がとても面白いと思いますし、赤沼さんの作品は演出の面白さ、現象の追加、と興味深いものになっていて、とても好きです。
というわけで、良さを理解できる作品は、大切に考えていきたいなと思っています。

ちなみに自分も今までにたくさんのこれ系のマジックを考えましたが、最近も研究を続けています。
考えるたびに
「結局B'waveにはかなわないな〜」
と思うのですが、上記の作品のように「でもここは使えるんじゃないか」とか「このアイディアを上手く生かせないか」と良いと思った部分を拾ったりしつつ新しいものを考える作業に入っています。
今度作品やら考えをまとめて、これだけで一冊作ってみたいなーと思っています。
posted by NEZ at 01:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月13日

デレック・ディングル カードマジック

楽しみに待っていた、東京堂出版の
「デレック・ディングル カードマジック
入手致しました。

23種類のトリック・カードとカードケースが付いていました。
作品数は約60と盛りだくさん。

リチャード・カウウマンのまえがきを読みましたが、面白い。もう面白い。
作品の方は、なかなか時間もとれなさそうなので、少しずつ読んでいこうかなと思います。
取りあえず目次のページで作品名だけは見ていったのですが、それだけで「面白そうだな〜」と思いワクワクしました。
posted by NEZ at 22:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月10日

見えているのに見えない不思議

昨日は会長と二人でマジック談義をしてまいりました。

以前ご提案してくださった、話している最中カメラを回しっぱなしというのを実行。
少しぐらいカメラを意識して色々言ったりやったりすれば良かったのかもしれませんが、撮ってること気にしないでいつも通りの自然体で楽しんでしまいやした。

さてさて、本当もう何度も言ってますが、会長の用意してくるマジックは相変わらず面白いものばかり。
今日もとても楽しませてもらうと同時にとてもいい刺激になり、創作意欲も湧いてきました。

パズルチックなマジックあり、メンタルあり、チョップカップの研究、カード当てなどなど、どれも楽しかったです。

何かの話が始まると
「○○と言えば○○が」
と、あれもこれもと色々話が広がるんですよねー。
約三時間だったのですが、五秒としてジッとしていなかったんじゃないかというぐらい動きっぱなしのしゃべりっぱなしでしたが、全然時間足らんかったです。
あの話も出したかったな〜という感じで帰ってまいりました。


色々な話の中で特に興味深かったのが、
「見直すべき技法」
というもの。
言い方を変えると
「これって使える技法だけど使うことあまりない気がする。もったいない」
という感じ。

応用範囲の広い技法やテクニカルで鮮やかな技法によく意識が集中しがちな気がするのですが、
あまり使われない技法に、意外な使い方があることもあります。
こういう技法に目を向けて見るのも面白いものです。

最近、パスの名がつくある技法でフォースが可能だということに気づいたので、実演と共に話をしていたのですが、
全然通用するんじゃないかという結論に達っするというちょっとした収穫がありました。

そしてこういった話に並走するような形で出てきたのが
「人間の意識が追いつかない巧妙さ」
という話。

間近で見ているにもかかわらず気づかないことがあり、面白いよな〜と思いました。
二つの動きを追う難しさとか、動いている物を追う難しさとか、人間の持つ能力の盲点的な話がとても楽しかったです。
講談社現代新書の高木重朗さんの本「魔法の心理学」に「手は目よりも早い」という言葉が出てくるのですが、この言葉を思い出しました。
この本では「手は目よりも早いか」と題してミスディレクションについて色々と書かれています。
その次の章でもミスティクションについて書かれている、とこれ系のことだけでも結構なページ量です。
バーノンやアル・ベーカーの有名なあの言葉も出てきて、マジックに大切なことをとてもわかり易く学ぶことができる内容となっていて、おすすめです。


決して速く動いているわけではないのに気付かない。
目の前で起きているのに見えていない。
思い込みによる観客の意識操作。


マジックって、こういった心理的なテクニックが手先のテクニックと絡んでこそ、強烈な不思議さが生まれるんじゃないかなと改めて思いました。
「最近は受ける作品は何か」「手順構成の大切さ」「面白い演出はないか」
そういったことをよく考えていました。
これらも勿論大事なことだと思いますが、心理的テクニックの強化により演技全体のレベルアップを図る、ということを見つめ直していきたいなと思った一日でした。
posted by NEZ at 00:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月07日

色んな形でマジックを

昨日、フジテレビのアンビリバボーで観たマジックが面白かった。

マルコ・テンペストの二次元と三次元が逆転するやつも面白かったですが、トニー・チャペックの映像マジックが最高でした。

冒頭のビデオカメラの消失現象がまず面白い。
そして、画面の中と現実の中とを物や自分が行き来することをテーマにしたようなショーが面白いのなんの。

冒頭のビデオカメラのもそうでうが、現象自体は見たことがあっても、演出や道具を変えたりすることでこんなにも楽しいマジックになるのかと感心しまくりでした。
本当、アレンジの好例、アイディアの勝利だと思いました。

演技の後は、ゲストの方みなさんスタンディングオベーションで大盛り上がりでした。
所さんが
「どうなってるとかじゃないね!」
と言っていたのが印象的。
これは、「タネは一体どうなってるんだろう?なんてどうでもいい」というような意味だと思うのですが、まったく同感です。

素晴らしいショーというのは、このようにタネがどうのこうのということを超越したものだと思います。
タネについて考えないぐらい引き込まれる楽しいパフォーマンス

これぞプロ、これぞショー、と強く思いました。


さて、こうしてテレビでマジックを楽しんだ私ですが、そろそろかなーと思って今調べてみたら、そろそろでした!

東京堂出版のデレック・ディングルの本!

8月中旬に発売とのこと。

いやーー、待ってました。絶対買います。

氏の作品は
驚きの結末「WE'LL TWIST
ロング手順で見応えある現象「ALL BACKS
賢い改案「Isolated Visitor」
など、いい刺激になるんですよねー。

この本は432ページもあるようです。
かなりワクワクです。


テレビで楽しむマジック。
本で楽しむマジック。
そして、来週は水戸マジッククラブの例会。

色々な形でマジックが楽しめて幸せであります。
posted by NEZ at 21:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月04日

MICRO-MACRO

ブラザー・ジョン・ハーマン
(収録:書籍-ブラザー・ジョン・ハーマン カードマジック株式会社東京堂出版/リチャード・カウフマン 著/TON・おのさか 訳)

レギュラー・デックを使ってカードの伸縮現象を可能にした奇抜で刺激的な面白作品☆

まず二枚のカードを選んでもらいます。
そのカードをデックの中に戻してテーブルスプレッドすると、
小さくなったカードが二枚見えます!
その内の一枚をつかんでデックの中から引き抜くと、一瞬で元の大きさに戻ります。
一旦デックをそろえて、大きさが戻ったカードをデックに戻して再度全体をテーブルにスプレッドすると、今度は選ばれた二枚のカードは通常の大きさで、それ以外のカードが縮んでしまいます。
ラストは、縮んだすべてのカードが一瞬で元の大きさに戻って終わります。


この強烈な現象が、冒頭でも触れましたがレギュラーで可能です。
もっと細かく説明すると、使用するカードはレギュラー・デックのみです。
さらにセット不要。手渡し可能。

まあ、見る人によっては「こりゃ苦しいよ」と感じるかもしれませんが、私は「レギュラーでよくここまで考えたなー。面白い」と思いました。

人前で演じたことは一度もありませんが、今度ミニカード好きの知り合いに見せてみようかな〜と思っております。

ちなみに、テンヨーの商品ページで読んだのですが、このマジックは売りネタである有名作品、マイク・パワーズ考案の「デミニッシング・リターンズ」の元になったものだそうです。

「開発ストーリー」の所に
「最初の原理の発見者は、ある意味一番貢献度が高いとも言えるが、実際に人に見せるマジックとしての価値を高めるのは、その発展形を作った人だったりするところが、科学分野の発明とも似ている」
といったことが書かれていて、前者にも後者にも敬意を表すると共に、こうして発展だったり進化していくところがマジックの醍醐味だなと感じました。
posted by NEZ at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 面白作品:デック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月02日

Sensitive Fingertips

ジャック・エイビス
(収録:書籍カードマジック事典/株式会社東京堂出版/高木 重朗 編)

デックを観客に渡してシャフルしてもらいます。
返してもらったら背中に回して、超感覚の敏感な指先について観客に話して
「これはクラブのAですね」
と言って一枚のカードを前に持ってくると、確かにクラブのAです。
同じようにして
「これはハートの4ですね」
と言って前に持ってくると当たっています。
三回目も当たり(スペードの8)、
「もっと難しいマジックをやってみましょう」
と言って、観客にカットしてもらったらトップにスペードの8をのせ、またカットします。
観客にもまたカットしてもらったら、演者に見えないようにスペードの8を探してもらい、その両側のカードを見てもらいます。
演者は
「両側の二枚はダイヤの10とクラブのKです」
と言って当ててみせて終わります。


カテゴリ「面白作品」の中で紹介しておきながらいきなり言いますが、私はこのマジックをやろうと思いません。
前半はいいとして、後半に苦しさを覚えたからです。
クリーンでない気になる方法、すっきりしない手順。

と、方法としては面白いと感じませんでしたが、
現象としては面白い、と感じました(ですので記事にしました)。

それで、せっかく面白い現象だから、何とか別の方法でこの現象を実現させたいと思い考えることに。
結果、引っかかっていた二点を気にならなくすることに成功。
さらにマニアックな現象を追加して仕上げました。
まあ、新たに気になることが発生したという事実もありますが^^;

というわけで、もし何かの作品を読んで
「こりゃあかん」
と思っても、すべてをポイするのではなく「現象は面白いな」とか「この技法は面白いな」とか、何かしら得て考えを組み込んでいくと、納得いくような作品ができあがることもあるので、そのへんがマジックの面白いところだなーと感じています。
posted by NEZ at 19:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 面白作品:デック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月27日

実演と観賞

昔解説を読み
「こりゃわたくしには無理じゃな〜」
と諦め君。

長年放置していたのですが、最近気になってブログに書いたら、
実演願望が湧きあがってきて、先日ついに生まれて初めて人前での実演に挑戦してみました。

作品名「THOUGHT LOCATION」

結果を言いますと・・・・・

成功☆

「すご〜〜〜い!」
と驚かれまして、とても嬉しかったです。

ま、その後は結局いつもと同じようなパターンでしたが。
この時見せた人は、マジックを見慣れているので、考え方がもうわかっていて、ちょっと考えると結構わかっちゃうんですよね(この時は少しわかったぐらいでしたが)。
まあ、マジシャンに見せているようなものなので、こういう結果は仕方ないかなと。
観客を驚かせる力は十分持ったマジックだと実感できましたので、
今後何かの機会でまた実演できたらな〜と思います。


さてさて、昨日の午後11時半からのNHKの音楽番組にマリックさんが出ておりました。
いくつか超魔術を実演してくださいましたが、とても不思議だったのが一致現象。
赤裏デックと青裏デックを用意して、裏と表を改めたら、二人の観客に一つずつ手渡します。
デックを持った手にハンカチをかけて、その中である操作をしてもらいます。
その操作とは
「中から一枚引き抜いて、ひっくり返してトップに乗せる。そして、半分ほど持ち上げてテーブルに置き、手元の残りを今置いたカードの上に乗せる」
選んで表返したカードがデックの真ん中辺りにあることになります。

ハンカチをどかして二つのデックを広げていくと、な〜んと同じカードが表返っています。
さらにこの後選ばれたカードが入れかわって、赤裏デックの中の表向きの一枚が青裏、青裏デックの中の表向きの一枚が赤裏になります。

ほとんどが観客の手の中で行われ、怪しげな動作がないというマリックさんらしいクリーンな作品でした。

ちょっと考えてみて、一つやり方が思い浮かんだのですが、観客に渡したらうまくいきそうにない気がしたので、違うかなと。
何でそんなガッツリ渡せるんですかいマリックさん、といった感じであります。

やっぱり色違いのカードを使ったマジックって、鮮やかだったり、強烈な不思議さを実現できたりで、好きです。
posted by NEZ at 22:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 実演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

Multiple Mind Reading

アレックス・エルムズレイ
(収録:ビデオ−THE MAGIC OF ALEX ELMSLEY 第4巻/L&L PUBLISHING)

私の大好きなマジシャンです。
さまざまな現象、刺激的なアイディアを用いた作品を数多く発表しています。

今回ご紹介するのは氏のパケットメンタル

シャフルしたデックの中から数枚のカードを取って一人の観客に手渡します。
あと三人の観客にも数枚ずつカードを手渡し、残りのカードはしまいます。
演者は後ろを向き、観客に手元のパケットをシャフルさせます。
そして、好きな所でやめてもらったらトップカードを覚えてもらいます。
元通りトップに戻してもらったら、すべての観客のパケットを積んでいって一つにしてもらい、最後に一回カットしておいてもらいます。
演者は前に向き直り、パケットを取って表を見ていき、観客全員のカードを見事に当ててみせます。


売りネタの「サイキックフォース」のような雰囲気を持つマジックだなと思いました。
ちょっと派手目な感じのカード当てで、サロン的な場で演じるのもありかなと思いました。

演技を観た時、すぐには解説を観ず、ちょっくら考えてみることに。
頭の体操、頭の体操。
で「あれかな」と思って考えてみるがどうも違う気が。
そして「てことはあれか」と思って考えてみるとそれな気が。
しかしこりゃ面倒だな、と思って解説を観ると・・・
ガツンとやられました。
まあ、トリックの種類的にはあっていたのですが、
「え、こんな簡単だったの」
というのが感想。
私は難しく考えすぎていました。
無駄のない、すっきりとしたトリックでした。さすがです。

レギュラーでできて、やり方覚えやすくて、演技も易しい。
こりゃなかなかいい。

カード当てのバリエーションを増やしたい、と思っている方には丁度いい作品なんじゃないかなと思いました。
posted by NEZ at 15:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 面白作品:メンタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月24日

OAW by NEZ

オイル&ウォーターでこの技法使うってあんまりないんじゃないかなーと思ってみたり。
ジェニングスは97種類の方法を修得したというので、その中にはあるかもしれませんが。

ちなみに最初は四枚、四枚の手順でした。こちらの三枚、三枚を考えたのは最近であります。

ちなみに、面倒くさいんでセリフや字幕を入れておりませんが、
実際はもちろんくっちゃべって、無意味な動作に意味を持たせます。

それにしてもちと小さくて見づらいですね。
個人的には36秒目辺りの赤三枚改めがちょっと好きであります。


posted by NEZ at 06:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする