2017年10月11日

マジックランド『IDEAS』の『リバーストップ』のおまけであるAの交換現象

マジックランドの『IDEAS』で販売中の『リバーストップ/NEZ』に、Aの交換現象のおまけマジックが付いていると10月3日の記事『マジックランドのアイデア募集』でお話ししましたが、今回はこのおまけマジックに関する記事です。

【現象】
4枚のAがあることを示し、ハートのAを裏向きでテーブルに置きます。次に、ダイヤのAを裏向きでその隣に置きます。
「カードが入れかわるマジック」と説明しておまじないをかけます。すると、テーブルのハートとダイヤの位置が入れかわる・・・のではなく、テーブルの赤いA2枚と手元の黒いA2枚が入れかわります。

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ある程度、マジックをやっている人は、この現象を読んだ時に『ラスト・トリック』という作品名が思い浮かぶことでしょう。
石田隆信氏のコラムによると、Dr.デイリーの作品よりも前に、Aの交換現象の作品はあったとのことですが、Aの交換現象といえば、Dr.デイリーの『ラスト・トリック』を真っ先に思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

『リバーストップ』のおまけとして付けたマジックは、私なりの解決策なわけですが、10月3日の記事でもお話ししました通り、贅肉を削ぎ落としたシンプルな構成になっています。できるだけ自然なハンドリングを心がけたつもりです。

人によっては『リバーストップ』よりも、こちらの作品の方を気に入るかもしれません。ですから、音楽で言うところの両A面のような商品かもしれません。

できるだけ自然なハンドリングについてですが、この手のマジックで私が気になるのが、手順の中で行われるカードの入れかえで、この点を気にしながら手順を考えました。
4枚のAを見せた後に、カードの順を入れかえること自体は気にならず、私もやっているのですが、手順の中の色々な部分で、その位置にそのスートが来ているのはおかしい、と思うことがあり、そういったことが起こらない手順構成にしました。
そんなことは気づかれない、気にする必要がないという人もいるでしょうが、私は気になってしまい、何のマジックでも、この点に気をつけて手順を考えるようにしています。
ちなみに、ミルボーン・クリストファーの方法のように、2枚の赤いAと2枚の黒いAを使うことを説明して、最初に4枚の表は見せないという演じ方だと、すぐに最初のAの表を改められてスムーズですが、使用する4枚のAの表を最初にしっかりと見せておいた方が、現象が鮮やかであるなど効果的な気がして、その点もクリアできる手順にしました。
こういったポイントを重視することに加え、リバーストップで使用した技法を使うことで、カードの位置の説得力に関しても問題なくなっていると思います。
Dr.デイリーの方法ですと、1枚目のAをテーブルに置く時の手法が巧妙ではあるものの、説得力が少し弱くなっていると感じましたが、こういった点を払拭することも心がけたわけです。

演出では、意外性を意識しました。上記の【現象】のところに

「カードが入れかわるマジック」〜中略〜テーブルのハートとダイヤの位置が入れかわる・・・のではなく

という部分がありますが、観客にはハートとダイヤが入れかわるマジックだと思わせるわけです。そう思わせておいて、実は手元の2枚と入れかわるマジックだったという演じ方をすることで、意外性のあるラストにしています。

Dr.デイリーの『ラスト・トリック』では、観客に(テーブルに置いた)スペードのAの位置を訊いて、カードの位置当てという要素を入れることで、インパクトを大きくしているという分析がありますが、私もそういった別のところへの誘導を施しているわけです。
こういった見せ方・工夫自体は新しいものではありませんが、オリジナリティが出るように、セリフに気をつけています。
商品の動画は、かなりシンプルにしましたが、テーブルに2枚置いておまじないをかけた後に、テーブルのカードの表を自分だけ見て
「うまくいきました。ハートではなくなっています」などのセリフを入れることで、ギリギリまでハートとダイヤの入れかわりだと思い込ませられると思っています。

赤いAを女性の助手2人にして、黒いAを2人組のマジシャンとして演じ、助手の位置を入れかえるためにおまじないをかけると、助手とマジシャンが入れかわるといった演出も考えました。

人体交換といえば、イリュージョンの定番ですが、それをテーブル上に引っ張ってくる演出なわけです。

ちなみに、交換現象のカードマジックって、2枚と2枚が入れかわるパターンの他に、1枚と1枚が入れかわるパターンや4枚と4枚が入れかわるパターンもあるなど、かなり種類が多いですね。
変わった現象だと1枚と4枚が入れかわるというのもありますが、結構こういうの好きです。
また、交換現象とは違いますが、ホテルミステリーは2つのパケットの変化の仕方が面白くて、研究しがいのあるテーマだと思います。ストーリー的に演じる相手を結構選ぶと思いますが、別の演出を考えれば、色々な人に見せられるようになりますね。
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2017年10月05日

マジックランド『IDEAS』の商品ページ完成

10月3日の記事『マジックランドのアイデア募集』で、マジックランドの『IDEAS』へ作品を投稿した話をしましたが、商品ページが完成しました。

リバーストップ/NEZ

(前回のブログでも触れましたが)現象は、同じスートのA、2、3、4、5を使ったパケット・トリック。
順番が戻る現象で、意外性を加味した作りになっています。

レギュラーででき、特別な準備や演技後に面倒な状態になることもないので、色々なシチュエーションで演じられると思います。
技術的には、中級の腕があれば問題ないと思います。

ちなみに、この作品を作るきっかけとなったのは、マニアの方が見せてくださったマジックです。
もう20年以上も前になりますが、トリックスに来ていたお客さんが演じてくれたのが、同じスートのA、2、3、4、5を使ったマジックでした。
現象としては面白いと思ったのですが、最初のディスプレイから次の動きへの強引さというか大胆さが引っかかって、とても演じる気になれませんでした。
違うマニアの方に「昔こういうマジックを見せてもらった」と話したところ「酔いが回ってるお客さんになら通用するかも」
なんて冗談のようなことを言われましたが、相手の状態に合わせて演じる物を選ぶっていうのも1つの手かもしれませんね。

私としては、もっと落ち着いてできる方法で、この現象(A〜5の並びが戻る)を実現したかったので、色々と考えて1つの形にしました。
それが、前回の記事でお話しした、レクチャーノートに載せた方法です。
それからしばらくして、ハンドリングを変えて、よりクリーンな見せ方にしたのが、今回のバージョンです。
順番が戻る回数も変わり、3回から2回に減ったことで、演技の負担が減りました。ラストの意外性は生きているので、2回でも良いかなと思っています。

編集ありですが、紹介動画を載せておきました。何となくにはなるでしょうが、全体の雰囲気などがわかると思います。

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2017年10月03日

マジックランドのアイデア募集

結構前からマジックランドでは『IDEAS』と題して、アイデアの募集をしていますが、何か投稿してみようと思っていて、随分と経ってしまいました。
最近になってようやく1つ投稿してみたところ、審査を通過して商品ページを作成してもらえることになりました。

作品名は『リバーストップ』
パケット・トリックです。

【現象】
同じスートのA〜5の5枚を示します。トップカードがAで、2、3、4、5と続きます。
順番が逆になるように取っていくと当然上から5、4、3、2、Aになるわけですが、おまじないをかけると、一番上がAになります。続けて、上から2、3と示していき、順番が元に戻ったことを見せていきます。しかし、おまじないをかけると、5のはずのカードがAになり、再び順番が変わっています。

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これは、10年ぐらい前に出したレクチャーノートに載っている作品の変形版です。
ノートに解説したバージョンだと順番がひっくり返る回数が3回なのに対して、今回の物は2回です。
また、もう1つ明確な違いがあります。簡単に言うと、見せ方がナチュラルになっています。
少しの変化かもしれませんが、マニアの方が気に入りそうな方向に変わっていると思います。

ちなみに、使っている技法は応用性があって、色々なカードマジックで使えます。
例えば、昔からよくある、赤いAを1枚ずつ示してテーブルに裏向きに置いた後、手元の黒いAと入れかわるマジックに使えます。
今回は『リバーストップ』のおまけとして、このマジックも付いています。パケットをやたらと数えたりひっくり返したりせず、かなり贅肉を削ぎ落としたシンプルな構成になっているのがポイントです。

どちらのマジックも、レギュラーカードで演技可能です。演技前にひそかにセットする必要はありませんし、演技後にそのまま手渡すこともできます。また、ノーエキストラで演技可能です。

順調にいけば、その内、マジックランドの『IDEAS』のページに追加されると思いますので、気になった方はチェックしてみてください。
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2017年01月13日

奇術・マジックの歴史

過去記事でお話しした東京堂出版のマジック書籍『ボリス・ワイルド Transparency』が発売されましたが、来月には『日本奇術文化史』が発売されるようです(以前に刊行(2016年3月/公益社団法人 日本奇術協会)されたものに若干、加筆修正が行われている書籍のようです)。

12,000円(税抜)ということで、東京堂出版が出すマジック書籍の中では、ずば抜けて高額ですね。

日本奇術の歴史が掲載されているようですが、マジックって種の解説だけでなく、歴史・変遷といったものを見ていくのも結構面白くて好きです。

例えば、松田道弘さんの書籍では、種の解説だけでなく、マジシャンの実名が出てきて、マジック界の過去の色々な流れがわかるので、解説書としてだけでなく、普通の読み物としても楽しむことができます。

また、フレンチドロップのサイト内で読むことができる、石田隆信氏のコラムも情報が濃くて読み応えがあって好きです。

新しいトリックの情報収集や研究も楽しいものですが、今までの歴史に触れてみることで、新しい発見をすることもあると思います。



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2016年12月17日

『ボリス・ワイルド Transparency』の発売時期

過去の記事で、東京堂出版のマジック書籍『ボリス・ワイルド Transparency』についてお話ししましたが、2017年の1月に発売が延期されたみたいです。
ちなみに、前は載っていなかった表紙の画像が公開されてました。

それにしても、25作品も解説されていてこの価格はお得だなーと思います。
東京堂出版は、マジック好きの人にとっては、かなりありがたい存在ですよね。

ちなみに、マークト・デックとメモライズ・デックの解説本ということですが、解説を読んだ後に、レギュラー・デックでの実現について研究してみるのも面白そう、なんて思いました。

マジックって、料理や音楽のように、既存の作品を確実に作ったり弾いたりできるように練習するのも楽しいものですが、自分のスタイルに合わせてバリエーションを作るのも面白いと思います。

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2016年12月16日

北原禎人氏の『LEMON』を読み始める

北原禎人氏の作品集の1つに『LEMON』がありますが、ようやく読み始めました。

2015年1月14日の日記の中で
「氏の作品集『LEMON』をまだ読んでいないので、それも読まないと、と思っております。」
と書きましたから、相当読まないでしまっておいたことになります。

内容は、予想通りの面白さ。マジックの解説をこれだけ読み応えがある形で書ける人はいないんじゃないだろうかと思えるほどです。
トリックの面白さもさることながら、文章の言葉選びがこれまたよく、オシャレだったり、力強さがあったり、センスの良さを感じられたりして、読んでいてワクワクするんです。
小説家でも、言葉の使い方が個性的で、それによって作品の魅力が増していると感じる人(私の中では森村誠一氏)がいますが、同じことを伝えるにも、言葉の選び方が違うだけで面白さがかなり違ってきます。

『LEMON』の解説は、演じている情景が浮かんでくる臨場感があるところも面白いです。

また、メンタルマジックの腕を上げる工夫が随所に散りばめられていて、単に1つ1つの作品を学ぶ以上の価値があると感じました。

解説されている『Esclock』という作品は、巧妙なトリックが付加されていて面白かったです。
演者と観客が後ろ手で持って操作したストップウォッチの時間が一致している、というユニークな作品なのですが、これをきれいに演じることができたら、気持ちいいだろうなと思います。
トリックに色々な要素が入っていて面白かったので、種を知っていても見ていて楽しめる作品だと思いました。

インビジブル・デックのユニークな使い方も載っていましたが、こう使うだけで普通に演じた時とは印象はかなり違うと思います。
インビジブル・デックは、普通に演じても強烈な現象ですが、北原氏の演じ方は、ドラマチックというか、ジワジワくるような魅力があって、観客の心に強く残る気がします。

また、読んでいて思うのが、非常に実践的な内容であるということ。
実演経験が少なかったり、実演することを想定していないと、机上の空論になりがちですが、それがないわけです。

読んでいて、○○な状況下では演じるのが厳しいのではないかと思った部分があって読み進めていたら、そういったことにもちゃんと触れられていて、流石だと思いました。

自分は、ショーで、あるメンタルマジックを演じた時、その現場の環境ではトリックが機能しないということに演技を始めてから気づいて焦ったことがありますが、この一件で現場の環境に合わせたトリックを選ばなければならないということを改めて痛感しました。
また、トリックが機能しないなりに、もっと深みのある演技ができたと後から思いましたので、不測の事態が起こった時でも、冷静かつ柔軟な判断・対応ができるような強いメンタルを身につけておくことも大切だと思いました。
メンタルが強くないと、思考回路がきちんと機能せず、知識として蓄えている物を使えなくなってしまうと思うのです。

なお、この失敗したマジックに関しては、その時に特に何もしなかったと思っていたのですが、ちょっと調べてみたら、2014年3月22日の日記の中に「この後にこの失敗の話をトークに盛り込んで笑いをとるようにしました。」と書いてありましたから、転んでもただでは起きなかったようです。

『LEMON』には、現場の環境によって演技内容を変えることは当然だという説明がされていましたが、その通りだと思います。
現場の環境によって不向きであったり、機能しないトリックというのは色々とあるもので、昔から意識してはいたのですが、前述のショーの際には、自分が把握していないパターンが出てきたため、いい勉強になりました。

『LEMON』は、とにかく読み応えのある作品集で、続きを読むのも楽しみです。
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2016年12月06日

メンタル好きには気になる『ボリス・ワイルド Transparency』

定期的にパンチの効いたマジック書籍が刊行される東京堂出版ですが、今年の12月22日に『ボリス・ワイルド Transparency』が発売されるようです(アマゾンでは12月26日の表記)。

内容は、マークト・デックとメモライズ・デックということで、メンタル好きの人には注目の内容ですね。
色々と応用できそうな内容になっている気がします。

ちなみに、マークト・デックって気づかれそうで気になるという人がいますが、それは自分が種を知っているからで、先入観のない観客相手であれば全然大丈夫という人もいますよね。
私は、自分の演技の仕方を工夫して、気づかれないようにすることが大事だと思います。同じ道具を使っても、演じる人が違えば気づかれやすかったり、気づかれにくかったりするものですが、それは演じ方が違うからだと思うのです。
どれだけ気づかれないように演じるかというのもマジックの面白さのように捉えると良い気がします。

メタルベンディングなんかも、やる人によってはバレバレでまったく不思議じゃないですが、うまくやれば超能力と勘違いされたり、仕掛けがないスプーンやフォークを使っても、仕掛けがあると思われたりするように、かなり結果は違ってきます。
結局、トリックだけ見て、これは使いものになる、ならないという判断はできないのかなと。

「こりゃ誰が誰にどうやってもバレバレだろう」
なんて思うマジックで人を驚かせられたら、一味違う達成感を味わえそう、なんて思います。

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2016年12月03日

今日は奇術の日

今日は奇術の日ですね。
ちなみに、12月3日が奇術の日だということを私が知ったのは、かなりの昔のこと。
マジックランドで購入したリチャードズ・オルマナックを読んでいたら、そういったことが書かれていました。
とはいえ、今まで意識したことはほとんどなく、毎年12月3日なると「そういえば奇術の日だったなー」と思うぐらいでした。

今年は何かしてみようかなと思いマジックショップNEZMAGIで1,230円以上購入すると送料無料になるというサービスを行うことにしました。

ちなみに、12月3日が奇術の日というのは、ワン、ツー、スリーというかけ声からきているようですが、A、2、3を使ったマジック(マーローのペネトレーションとか)をやりつつ、こういった日があることをトークに入れて雰囲気づくりをしてみるのも良いかなーと思いました。

あと、かけ声は3からなので逆ですが、フィル・ゴールドスティンのプロケットという売りネタのパケットマジックをやるとか。

マジックって、世の中で流行っている物とコラボしたり、演じる場所に合わせてネタ選びをしたり、色々な演じ方ができるものですが、奇術の日を含め、記念日を意識してやるのも面白いと思います。
誕生日を使ったマジックとかありますが、そんな感じで。
そういった見せ方をすることで、お客さんの興味が少しでも増えるなら、やる価値はあるかなと。
そんなことを考えた、12月3日でした。
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2016年11月30日

個人レッスンでレクチャーとマジック談義

本日は個人レッスンの日でした。
前回のブログでお話しした、漢字のカードを使ったマジックを実演・レクチャーしました。
また、コインマジックの基本とバリエーションやカードマジックの技法についても解説させていただきました。
その他、あれこれとマジック関連の話をお互いして過ごした感じです。

「お酒を飲みながら、技法の練習をしていて、それがちょっと面白い」
といった感じのことをお話ししてくださって、オシャレな過ごし方だと感じました。
お酒のつまみといえば、テレビ番組だったり、映画だったりするものですが、技法っていうのはマジシャンならではですね。

今日思ったのは、マジックは色々な人に見せると良いなぁということ。
好みは人それぞれ色々ですが、色々な人に楽しんでもらうように努力することで、多くの技術が身につくと思うんです。
同じ人にばかり見せていると、世界が狭くなってしまって、なかなか広げられないものですが、たくさんの人に見てもらえば、多くの人の期待に応えようとして、知識が増えたり技術が向上したりして良いと思いました。
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2016年11月27日

作品作りをして思ったこと

個人レッスンの依頼があり、レッスン内容を考えていたところ、依頼人の方の名前を使った作品をレクチャーすることに決めて、準備をしました。

これは、自作のラミネートカードを使ったオリジナル作品なのですが、元になった作品があります。それが、マジックショップNEZMAGIで販売している『デルホンカード』という作品です。
この作品は、電話のボタンが描かれた6枚を観客に渡して「かかる」と「かからない」に分けて2枚を選び出してもらうと、その2枚に書かれた番号と予言のカードの電話番号が一致しているというマジックです。
2枚を自分の携帯電話の番号にしておけば、選び出した2枚の番号にかけると演者の電話が鳴り出すといった見せ方ができます。

今回のレッスン用に作ったのは、この番号を漢字に変えた作品です。
2枚を選び出すと、その人の名前が完成するわけです。
なお、カードの内容をこのように変えたことで、違う現象の作品も考案できました。
これは、サイコロを使って選び出した1枚のカードと予言のカードを組み合わせると、観客の名前が完成するという現象です。

このように、ある作品を元に新しい作品が生まれるというのが、マジックの面白いところだと思います。

既存のネタですと、オイル&ウォーターのバリエーションの1つに、ロイ・ウォルトンのオイル&クイーンという意外性のあるラストの作品がありますが、谷英樹氏の作品に『オイル&ファイヤー』というものがあります。アレンジすることで、とてもユニークな内容になっていて、面白いと思いました。
ちなみに、この作品は、ハンドリングはオイル&クイーンをベースにして、小崎民夫氏の『明日天気にな〜れ』の影響を受けているとのことですが、カードの内容を変えたりすることで、印象がガラリと変わって面白いと思いました。
この『明日天気にな〜れ』が、またいい作品なんですよねぇ。これも、カードのデザインと手順、現象のバランスが絶妙だなと。

こういった、質の高いアレンジができるようになると、さらにマジックが楽しくなりそうです。
posted by NEZ at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 通常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする